認知症と摂食嚥下障害

  •   
  • 認知症と摂食嚥下障害
ico002

認知症Q&A

摂食嚥下障害とは

摂食嚥下(えんげ)障害とは、モノを食べる機能に障害がみられる症状のことを言います。

物を食べるとき、①まず目で食べ物を認知し、②口の中に入れて歯で噛み砕き、③舌を使って飲み込み、④食べ物は咽頭を通過し、⑤食道を通過していきます。

似たような症状に摂食障害がありますが、これは精神的要因が主な理由となっており、摂食嚥下障害と区別されています。

接触嚥下障害の場合、何かの原因によってこの5つの動作のうち1つまたは複数が正常に機能しなくなります。

要因としては脳梗塞など脳血管障害が最も多く見受けられますが、高齢による筋力低下や予備機能の低下によって発症してしまいます。

摂食嚥下障害の症状

摂食嚥下障害になってしまった場合、食品や水分を上手に食べることができなくなるので、それに伴い低栄養・脱水の状態になってしまうことです。

また、食べ物が気管へ通ってしまい、肺炎になってしまう「誤嚥性肺炎」などの症状を引き起こしてしまうこともあります。

食事ができなくなると人生の楽しみを大きく喪失してしまい、QOL(生活の質)に悪影響を及ぼしてしまいます。

そこで、摂食嚥下障害の患者は、飲み込みをサポートする器具などを装着したり、知覚を向上させる訓練を行ったり、口腔リハビリを通じて症状の改善を図っていきます。

摂食嚥下障害と認知症

認知症のなかには、摂食嚥下障害の症状である「誤嚥」がみられる場合があります。

身体機能の低下が見られるレビュー小体型認知症は、「誤嚥」が見られることが多いので注意が必要です。

特にレビュー小体型の場合、食事中に「むせる」ことが多いようです。

次に、血管性認知症の場合は、損傷を受けた部位により発症リスクは異なっており、歩行障害やバランス障害が見られる場合は「基底核」と呼ばれる部位が損傷を受けている可能性が高く、摂食嚥下障害のリスクも高くなってしまいます。

また、前頭側頭型認知症と呼ばれる様々な疾患が重複して発症する認知症の場合は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を合併してしまうと、摂食嚥下障害の症状が強く出ることがあると言われています。

逆にアルツハイマー型の認知症の場合は、身体機能の低下は大きく見られないため「誤嚥」などがあまり見られない特徴があります。

page_top

Copyright 認知症サプリ比較ランキング※効果的な商品で賢く予防 All Rights Reserved