認知症と易怒性

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認知症Q&A

易怒性とは

易怒性(いどせい)とは、些細なことでもすぐ怒りやすくなったり・イライラしたりする興奮状態のことを言います。

小さい子の場合は、病気にかかったときや痛みなどの症状を上手く伝えられないときに易怒性を起こします。

成人の場合は内科的要因と精神的要因の2種類が原因で易怒性を引き起こすことがあります。

内科的要因とは、歯通や中耳炎などの痛みや、閉経や多嚢胞性卵巣症候群といったホルモンの変化によっても引き起こされます。

いっぽう、精神的要因はストレスや不安感、統合失調症などによっても引き起こされるほか、アルコール依存症やニコチン離脱症といった症状が原因の場合もあります。

易怒性と認知症

易怒性の症状は、認知症にもしばしばみられる症状で、特にアルツハイマー型に多い傾向にあります。

また、易怒性は、認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)の時点でも見られることがあります。

物忘れなどの症状を本人が自覚するも、周囲は気づいていないために次第に不安や焦燥感が募って易怒性が現れてしまいます。

症状がひどくなると、「大声を出す」「暴力をふるう」「徘徊する」といったケースが見受けられ、入院治療や強力な薬物療法が必要になってきます。

このような場合、介護者の体力的・精神的疲労もピークに達しているため、薬物以外の日常生活で実践できるケアや対処法を伝えたとしても上手く実行できない問題があります。

したがって、易怒性にいち早く気づき、早期診断・早期治療を行うことが患者・介護者両者にとっても重要となってきます。

易怒性に対する対応

易怒性は、介護者などの周囲と密接に関係していることが多いため、認知症患者の気持ちを理解し、ケアの質向上に努めることが症状の改善につながっていきます。

早期に易怒性を発見できれば、最小限の薬物療法とケアの見直しによって進行を防いでいくことは可能です。

まずは、不適切な言動・行動でもそれを受け入れながら患者の思いや発言に共感することが重要です。

認知症の介護の場合、「これはできないだろう、思っていないだろう」といった誤った理解・解釈によって不適切なケアをしていることがよくあります。

これは、患者の怒りを生み症状を悪化させてしまうだけなので、易怒性がでる原因をつきとめ、患者と同じ目線でケアすることが重要です。

症状が出た場合は落ち着かせるために話題を変えたり、遠くから見守ったり、対応者を変えてみたり試して、できる限り本人が安心できる環境を作ってあげてみてください。

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